クリスマスに寄せて

大自然の中で8月17日・18日表丹沢野外活動センター

70代~3歳まで幅広い年代が4、5人で1グループになって、1時間の話し合いを2日間で4回行いました。テーマは『ミサについて考える』。「ミサの始まりはいつですか?」神父様からはこの言葉だけで詳しく説明はありませんでした。
聖書から、ミサの成り立ちについて書かれた部分を抜き出したプリントを元に、私のグループでは、主に、高校1年と小学5年生男子から、わからない部分を質問してもらって年長者2人が説明する形になりました。

信者と言っても、毎日自宅で聖書を読んだり、お祈りをするわけじゃない、男子2人は、「聖書の言葉は、解らない事だらけ」と言ってました。旧約聖書は特に、古めかしい言い回しの上、「寄留者(きりゅうしゃ)」とか「屠る(ほふる)」とか、最近使わない言葉ばかりで、まず単語の説明が必要で、子ども達を「読もう」と言う気にさせる事が大仕事でした。
四苦八苦してこなしたセッションでしたが、長い歴史の出来事を繰り返し伝える古い契約の時代があった事と、それを踏まえイエズス様が自分を生贄に差し出だされた新しい契約に基づいて、私達は今、生活している。2日間のセッションを終えて、子ども達が少しでも理解してくれた様子に感激しました。
「ミサの始まりはいつですか?」のもう1つの意味。毎日曜日ごとのミサの終わりが、次のミサの始まりだそうです。私達はミサで祝福されて、神さまと共に教会の建物からは離れた場所で日常生活を送ります。その普通の生活で行っている事が神さまの教えを表現していることなのだと、意識している事が必要だと思いました。
準備に多くの時間を費やして下さった典礼部の方々、キャンプ場の送り迎えや夕食作りに来て下さった皆さん、ありがとうございました。

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