今回の訪問は、湘南大橋を越えたお隣の茅ヶ崎教会です。JR茅ヶ崎駅を海側に出て徒歩8分、市立図書館の真向かいにあります。門を入ると右手に聖母像が迎えて下さいます。前庭を囲んで正面が聖堂、左手奥から司祭館、マリア会館に続いてホーリーショップ「散歩道」が名前通りに道路に面して建っています。

茅ヶ崎教会の発足は第六地区では最も早く、1945年に片瀬教会主任司祭の土井師が信徒のお宅へ出張ミサに来られたときから始まったそうです。1948年には中海岸に茅ヶ崎教会が設置され、初代主任司祭久野師が赴任されました。信徒数は200人でした。翌年コロンバン会が湘南地区の布教担当となって、ゴールマン師の代に別荘跡の現在の敷地1000坪が購入され、1952年に聖堂が建ち、「無原罪の汚れなき御宿りの聖母」を守護聖人として献堂式が行われました。当時の信徒数は500人といわれています。
それから時を経て、2002年から教区司祭鈴木真師が、2009年から保久要師が主任司祭として赴任されました。現在の信徒数は1650人です。
聖堂は、1986年ブランチフィールド師の代に祭壇の位置を中央に移して主の食卓を囲む形に配置されました。また1990年に聖堂の改装が行われて、聖堂内の壁面に細井正司様制作の、聖堂の雰囲気にぴったりの十字架の道行きの壁画が掲げられました。

茅ヶ崎教会では年間を通してさまざまな活動が行われていますが、ユニークな話題としては、最近始まった月1度の聖書の分ち合いとランチの集い「ぶどうの木」が、ご高齢その他で教会に来ることの少ない方々に大変喜ばれているそうです。
また、前述のホーリーショップ「散歩道」は20周年を迎えて、信徒や教会に来る方々に日常的に利用されているのは勿論、カトリックのショップとは知らずに図書館の帰り道に立ち寄る方がよくあって、思わぬ宣教に一役買っているそうです。

 

[cft format=”2″]