特集 平塚教会の年間報告
去る3月19日、カトリック平塚教会の年に一度の信徒集会が開かれました。集会では、2022年度の活動報告と2023年度の計画が発表されました。また、新しい教会委員会などのメンバーも発表されました。この特集では、信徒集会の内容を、かいつまんでお知らせします。まずは、新委員長のご挨拶から。
●誰もひとりではない
主のご復活おめでとうございます。
今年4月より志澤さんの後を引き継ぎ委員長の役を受けることとなりました
小関真与です。よろしくお願いします。
私は平塚教会において決して古くからの信者ではありませんが、そのような私が委員長の役を与えられたことに、多少の戸惑いを感じております。しかし、それが今回2023年のテーマを考える上で、大きな意味を持つのではないかと思っています。
私は、結婚前は古くからの信者の娘として、教会の人たちは当然のようにお互い助け合うという環境ですごしました。しかし、結婚後は転勤に伴い、いくつかの教会を転々としました。その頃感じた孤独感と多少の疎外感を払拭したくて、平塚教会でひとつの奉仕のグループと祈りの会に属させていただきました。そのつながりをとおして、私に対し親切に導いてくださった神父様を
はじめ、信徒の皆さまの暖かさに励まされ助けられました。
平塚教会には、そのような包容力があると思います。そのような力をもっと広めていくために信徒資料のテーマを「誰もひとりではない」というものに決めさせていただきました。教会に新しく来て、まだあまり話をするチャンスがなくいる人などが、教会に楽しみと安らぎを感じ、教会を心のよりどころにできるように努力してゆこうと考えております。
最後になりますが現実として「地球環境への意識や今私たちがやれること」へのモチベーション維持のため教会全体で取り組んで行けたらと思います。
以上で新任の挨拶とさせていただきます。
●委員長の任期を終えて
信徒の皆さまのご協力のもと務めてまいりました教会委員長も、この3月で任期を終えることとなりました。在任中は多くのご指導ご鞭撻を賜りましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。新委員長の小関さんは、クリスマスカードの挿絵などでもご存じのとおり、芸術家肌で大変素晴らしい才能をお持ちの方です。きっとその豊かな感性で平塚教会をより良い方向に導いてくださることでしょう。よくプロスポーツの世界などでは、あの選手は記録には残らなかったけど記憶には残ったというワードを聞きます。この4年間はパンデミックに始まり、コロナ一色といった状況で、委員長として大した実績(記録)も残してはおりませんが、私の存在はぬきにしても、後世に語り継がれる皆さまの記憶に残る4年間であったのではないでしょうか。
アフターコロナの世界を教会が、「行きなさい」というイエスの力強い派遣の言葉に思いを巡らせ、3つのコミュニティが協力しあい、共に歩んでいけますことを願っております。