8月15日 聖母の被昇天の祭日

イエスの母マリアが人生を終えてから、霊肉共に天に上げられたことを祝う祭日。


8月22日 天の元后聖マリアの記念日

キリストの母として神の救いの業に協力したマリアが、天に上げられ、王であるキリストの栄光にあずかって、すべてのものの女王として高められたことを記念する日。


9月8日 聖マリアの誕生の祝日

救い主の母であるマリアの誕生を、すべての人の希望のよりどころとして祝う日。


9月15日 悲しみの聖母の記念日

十字架称賛の祝日の翌日にあたります。イエスの受難のとき、マリアが十字架のもとにたたずみ、母としてイエスの苦しみを共にしたことを記念する日。


10月7日 ロザリオの聖母の記念日

1571年のレパントの海戦で、キリスト教徒がオスマン帝国に勝利を収めたことを記念して定められました。この勝利は、ロザリオの祈りによるマリアの助けによってもたらされたと言われています。


11月21日 聖マリアの奉献の記念日

543年のこの日に、エルサレムで聖マリア聖堂の奉献式が行われたことに由来します。マリアが無原罪の御宿りのときから恵みで満たされ、聖霊の導きによって、生涯を神にささげたことを記念します。


12月8日 無原罪の聖マリアの祭日

聖母マリアが、その母親の胎内に宿ったときから、原罪の汚れから守られていたことを記念する祭日。


1月1日 神の母聖マリアの祭日

主の降誕から8日目に当たる祭日。聖マリアが神の特別な摂理の中で、御子の救いのわざに結ばれ、そのよき協力者となられたことを記念する、守るべき祭日。この日は、世界平和の日でもあります。


2月11日 ルルドの聖母の記念日(任意)

1858年にフランス南西部の町ルルドで起こった、ベルナデッタ・スビルーへのマリアの出現の記念日。マリアの指示に従ってルルドの洞窟のなかで湧き出た泉の水によって、多くの病人が奇跡的に癒やされ、現在もルルドを訪れる巡礼者の数は、毎年数百万人にのぼっています。


3月25日 神のお告げの祭日

マリアへの受胎告知の出来事を記念する祭日。古来、「マリアへのお告げ」として祝われてきましたが、現在は「主の祭日」として祝われています。3月25日が、12月25日の主の降誕の9か月前であり、当時の暦の算定法から、受胎の日と考えられてきたことが、この祝日の成立に影響がありました。なお、この日が聖週間に入る年には、復活節の第2月曜日に祝われます。


5月13日 ファティマの聖母の記念日(任意)

1917年にポルトガルのリスボンの北にあるファティマで、5月13日から10月13日にかけて、マリアが3人の羊飼いの子どもたちに6度出現しました。10月13日の出現では、自身がロザリオの聖母であることを明かして、人々に悔い改めることなどを求めました。


5月31日 聖母の訪問の祝日

聖霊によってイエスを身ごもったマリアが、エリザベトを訪問したことを記念する祝日。


7月2日 聖母のみ心の記念日

マリアの心が聖霊のふさわしい住まいとされたように、キリスト者の心も聖霊の神殿となることを祈る記念日。聖霊降臨後第2主日後の土曜日に祝われます。来年は7月2日。


7月26日 聖マリアの両親、聖ヨアキムと聖アンナの記念日

マリアの母の名がアンナであったと伝える最古の書は、『ヤコブ原福音書』(2世紀)。そのなかに、子どもに恵まれなかった老女アンナが、神の特別な助けで夫ヨアキムにより身ごもって長女マリアを産み、マリアをエルサレムの神殿に捧げたと記されています。ヤコブ原福音書には歴史的信憑性はありませんが、キリスト者の間で広く読まれ、アンナへの崇敬が広がりました。


その他の任意の記念日としては、9月12日の「マリアのみ名の記念日」、7月16日の「カルメル山の聖母の記念日」、8月5日の「聖マリア教会の献堂」などがあります。
さて、皆さんはいくつご存じだったでしょうか。日々の生活の中で、聖母マリアを思い起こす一助にしていただければ幸いです。