最近の教会行事から
連載企画 神奈川第6地区教会めぐり 3
カトリック秦野教会
今回は丹沢の麓に秦野教会を訪れました。小田急線秦野駅北口を出て、駅の前を流れる川に架かる2本目の橋を渡って徒歩5分です。
秦野教会の設立は1951年。初代主任司祭はアンブローズ・ケニー師(アトンメント・フランシスコ会)、今は11代目のバーン師(コロンバン会)、所属信者数は約450人です。
「どんな教会ですか」と折りよく出会った信徒の方にお尋ねしたところ、「明るい」と咄嗟に返ってきたお言葉でした。市内に住む外国籍信徒さん達との交わりを大切に、自然に迎え入れていられるようです。毎月行われる多国語ミサのための式次第を用意し、更に要望に応えて、2009年2月から毎週ミサ後に日本語教室を開いています。
小教区内の上智短期大学と聖マリア修道女会も独自の支援活動を20年以上続けていられると聞き、帰途、市街地から少し離れた上智短大のキャンパスを訪れてみました。広いグラウンドに若者達の弾む姿があり、真下には湘南平野とでも呼びたいように広がる大地、そして生憎の春霞に乳白色におおわれた海岸線の辺りに私達第6地区の海の教会が点在しているはずです。
丹沢山塊を背に今辞して来た秦野教会の奉仕と祈りに私達も共に関わりたいと思いつつ、神に感謝の「時」を土産に家路につきました。