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カトリック箱根教会

箱根教会は、志賀直哉の旧別荘だった土地を、アトメント会が昭和25年(1950年)に購入して建てられました。献堂は昭和26年で、当時は「洗礼者聖ヨハネ・カトリック教会」という名前でした。昭和49年に、横浜教区の直轄に移り、名前も現在の「カトリック箱根教会」となりました。そして、平成9年(1997年)から、小田原教会の巡回教会となっています。巡回教会といっても、信徒名簿や財務の管理など教会の運営面に小田原教会が協力しているだけで、教会としては立派に機能しています。月曜日以外の日中は、シャルトル聖パウロ修道女会のシスターが常駐されています。

場所は、箱根登山鉄道終着の強羅駅から徒歩3分。改札を出て、線路沿いに少し戻って左手の踏切を渡り、緩やかな坂を下っていくとT字路の正面に教会の門があります。平塚教会より少し大きい約1,300坪の敷地は、高い木々に囲まれています。築58年の聖堂の内部は、クラッシックな趣があります。教会の庭には、フランスのルルド百年祭を記念して建てられた、ルルドの洞窟とマリア像があります。

日曜日のミサは午前8時から。出席者はシスターと信徒合わせても20人程度ですが、土地柄、観光に訪れた人の姿も見られます。小田原教会の岡村神父様が、山を登って来てミサをあげ、忙しく山を下っていかれます。