堅信

カトリック平塚教会報 第100号 2014年 8月 10日発行

平塚教会主任司祭 トーマス・テハン

今年の11月9日、第6地区の教会がここ平塚教会に集まって、合同で堅信のお祝いをします。合同堅信式は4年ぶりです。今年は、梅村司教様が司式をつとめます。関係するすべての人々にとって、とても大切なお祝いとなるでしょう。そのための準備はすでに始まっています。地区のすべての共同体が準備に関わる時です。この合同堅信式に向けた準備について、少し考えてみたいと思います。

100-1

4年前、第6地区では準備チームをつくりました。準備の第一段階として、堅信を受けていない中学1年生以上の方々のリストを作成することにしました。案内状を送り、都合のよい日程をたずねていきました。宿泊キャンプ、平塚での準備の集い(3回)、国府津での大人の集い、茅ヶ崎での準備のための集い(3回)の機会も含まれていました。7月までに、堅信を受ける方々が明らかになりました。
平塚チームは、秦野市の施設を夏のキャンプのために確保しました。参加者は中・高生です。スタッフは、3回分の食事や車の手配をし、3回分の講習の準備に関わっていきました。共同体として、ともに祈り、ともに働くことが目的です。そのため、いっしょに準備をし、食事をするということは重要な活動です。秦野の施設は山の中にあり、木々に囲まれ、滝や小川もあります。そのような自然環境の中、皆リラックスした状態で食事を楽しむことができました。キャンプでの活動によって、参加者はお互いに様々な体験を共有することができました。スタッフの視点から見ると、自分自身の堅信の体験を分かち合うこともそのひとつです。早朝、滝まで行く散歩はとてもさわやかです。また、昼食のため近くの公園へと出発する前に野外ミサを行いました。皆、とても楽しんでいた様子で、それは平塚で開催する集いの基盤となりました。

その翌年、教会の典礼グループが秦野で夏のキャンプを行い、以降毎年夏のキャンプを実施しています。老いも若きも一緒に同じ時を過ごし、信仰を共有するよい機会となっています。今年はさらに一歩進んで、すべての共同体のみなさんに堅信の準備に関わってもらいたいと思っています。
今はまさに絶好の時です。教皇フランシスコは、お話だけでなく、よい知らせの喜びを公言する中で自らの行動によって私たちを導いておられます。聖ヨハネ二十三世と聖ヨハネ・パウロ二世を最近聖人に加えられたことは、信者の間の新たな精神の証明です。神様は私たちの幸せを望んでおられます。教皇フランシスコは「The Joy of Gospel(福音の喜び)」の中でよい示唆を与えてくださいます。私たちはそれを注意深く読むことで得られるものがあります。「福音伝導の母マリア」と題した最後のセクションの一節を引用してみます。教皇フランシスコの聖母マリアに対する思いが表れている箇所です。

『マリアは、細長い布とあふれる愛で、馬小屋をイエスの家に変えることができた。彼女は父である主を助け、ほめたたえる。彼女は友であり常に私たちの生活にブドウ酒を欠かすことのないよう気遣っている。彼女は心に剣が刺さった女性であり、私たちのあらゆる苦しみを理解している。すべての母として、正義を生む苦しみに悩まされる人々の希望である。彼女は私たちに生涯寄り添って、その母の愛によって私たちの心を信仰へと開いてくださる宣教師である。真の母として、私たちとともに歩み、苦しみをともにし、私たちを神様の愛で包んでくださる』

聖母の被昇天の祝日を祝うにあたって、私たちは聖母マリアが生涯聖霊のお導きに従っていたことを思い出させられます。彼女は聖霊とともに今日も私たちを導く役割をお続けになっておられます。聖母マリアのように、私たちは、堅信を受ける方々を含めて、皆が聖霊の贈り物で満たされることができるように働き祈り続ける必要があります。その贈り物とは、知恵であり、教会の不屈の精神であり、また、知識、信心、敬虔さなのです。私たちすべての共同体が、このお恵みの時期に神様が私たちのために用意してくださったことへと、開かれていくことができますように。

latest articles 教会報

  • 私の魂は主をあがめます

    カトリック平塚教会報 第109号 2017年 8月 13日発行 平塚教会主任司祭 トーマス・テハン 典礼の暦の中で、聖母の被昇天の祝日は、厳 … Read More

  • 闇の中の光

    カトリック平塚教会報 第108号 2017年 4月 16日発行 平塚教会主任司祭 トーマス・テハン みなさん、復活祭を心よりお祝い申し上げま … Read More