平和旬間 2016にあたって


1981年、教皇ヨハネ・パウロⅡ世は広島の地で「戦争は人間の仕業です。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。」と訴えられました。この広島での平和アピールにこたえて日本の司教団は平和旬間を定めました。広島に原爆が投下された8月6日から8月9日の長崎の原爆投下をはさんで太平洋戦争敗戦に至る8月15日までの10日間を、とりわけ平和のために祈り、平和について学び、行動する期間としています。

平和のための祈り

平和の源である父なる神よ

どうかわたしたちに
「平和を実現する人々」となる恵みをお与えください。
今年は特に、「フクシマ・オキナワ」の問題を学びます。
わたしたちが、この問題をよく理解し、その解決のために
力を合わせ、知恵と勇気をもってともに働くことができますよう
聖霊を豊かに注いでください。

「この大地が、主を知る知識で満たされ、
すべての被造物が滅びへの隷属から解放され、
国が国に向かって剣を上げず、
もはや戦うことを学ばない」
という日の到来をわたしたちは心から待ち望んでいます。

わたしたちの主キリストによって、アーメン。

「平和旬間」とは


1981年2月23日~26日、教皇ヨハネ・パウロ二世は「平和の使者」として日本を訪問され、多くの人々に喜びと希望を与えました。特に広島では、「過去を振り返ることは、将来に対する責任を担うことである」と言われ、日本国内外に平和メッセージを発信されました。戦争を振り返り、平和を思うとき、平和は単なる願望ではなく、具体的な行動でなければなりません。そこで日本のカトリック教会は、その翌年(1982年)、もっとも身近で忘れることのできない、広島や長崎の事実を思い起こすのに適した8月6日から15日までの10日間を「日本カトリック平和旬間」と定めました。