特集1 2023年度信徒集会の報告
去る3月17日、カトリック平塚教会の年に一度の信徒集会が開かれました。集会では、2023年度の活動報告と2024年度の計画が発表されました。また、新しい教会委員会などのメンバーも発表されました。この特集では、信徒集会の内容を、かいつまんでお知らせします。まずは、教会委員長のご挨拶から。
●四旬節 あがない そして つぐないー
今朝も靴を履きかえて教会へ向かう車のなかです。
特に好きではない運転ですけどすっかりこの長い道のりは、慣れました。
いつも運転しながらふと教会のことを考えて、ただ漠然と車を走らせてきました。
委員長を任せられて感じることは、ことばにして個人的にも大勢の方に対しても伝えることの難しさを感じたり、その他にも色々と大変勉強になっています。
どんな時も色々な場面で支えられたのは、家族や周りにいてくれた共同体の人たち、そしてもちろん神様でした。周りの方々には、本当にいつも多方面にわた
り支えて下さり感謝しています。
教会の信徒の皆さんは、さまざまな地域や文化の中から集まってきているにも関わらず、その道は私たち全てに根づいている信仰という同一のものがあって、その深い部分でお互いが繋がっている、と感じ大変慰められてきました。
生きていると人間関係につまずいたり他にも色々な苦悩に出合います。それは、時としてどん底と感じてしまい精神的な支えを失い身体的にも衰えてしまうことさえあります。いつかこの苦しみから解放されたい、自分を救って欲しいと心から祈ります。
時が経ち抱えていた苦しみにすこしずつではありますが光がさしてきて、ふと自分に帰ると生きることに意味があり、そして苦しみももちろん多くの意味をもっている、と受け入れられるようになりました。
私たちは、その関わりのなかで毎日生きています。「神様によるゆるしと解放」=あがないと「人間による神様への感謝」=つぐない そのくりかえしではないかと、私は思いたいです。
最後に教会に集まることは、いつも聖霊の息吹が心の奥底に染み渡るその賜物を心で受け止められるとてもたいせつな時を共に捧げています。そして誰もが心のなかで共に平和な一致を求めているのです。
なぜならその一致をいちばんお望みなのは、わたしたちの全てを知りつくし全てにたいし共にいてくださる神様であるからです。
どうかこれからも手を取り合い分かち合うことができますように。
新教会委員紹介
4月からの新委員は以下の方々です
●分かち合い
信徒集会の後半で、東西南北の地区に分かれて、分かち合いを行いました。分かち合いのテーマは、「わたしたちにとって、ともに歩む(シノダリティ)とは」。この1年間に体験して心に残っていることを中心に、約30分間話し合いました。
テハン神父様のおはなし
今年の信徒集会は、非常に順序よく議事が進んでいきました。それと、日本、フィリピン、南米の3つのコミュニティが一緒にやっていることで、お互いが放つエネルギーをいただき合うことができたと思います。
今年は、6月の講演会や、9月の交わりの集いとミサなど、第6地区の行事も予定されています。また、すでに2組の結婚式の申し込みがあり、若い人たちが教会を訪れるのは、うれしいことだと思います。
この教会で70年にわたって財務を担当してこられた、鈴木康之さんについても、ひとこと申し上げたいと思います。彼は財務の仕事だけでなく、教会にまつわるすべてのところで、私たちに大きな財産を残してくれました。彼の物を大切にするという精神を、あとの時代にも結びつけていきたいと思います。