クリスマス ― 神様の愛し方

特集 平塚教会の新しい兄弟姉妹

最近3年間に平塚教会で受洗された兄弟姉妹の中から、5名の方をご紹介します。。

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 私は幼稚園、小学校、中学校をカトリックの学校で過ごしてきました。だから週に1度、宗教の時間に、シスターから聖書の話を聞いていました。それがキリスト教との出会いです。
 ある日、仕事の用事で出かける途中に、平塚教会の売店に寄りました。売店に、よくシスターから話を聞いていたルルドのお水があり、購入しました。亡くなった母が変形性膝関節症で、「膝が痛い、痛い」と横になりながら言っていたからです。医師からは、「車椅子生活ですね」と言われました。私は少しでも痛みが和らいでくれたらと思い、ルルドのお水を母の膝に塗りました。数日後、薬も飲まずに痛みがなくなり、歩けるようになりました。
 それから2年後、再び母の具合が悪くなりました。今度は肺に水が溜まり、呼吸が苦しくなり、当時いちばん良い治療をしても薬が反応せず、医師からは今週あたり覚悟してくれと言われました。
 病院からルルドの水を取りに家に戻り、ルルドのお水を母の胸に塗りました。今まで薬が効かず、尿が出なかったのが、塗ったとたんどんどん尿が出てくるようになり、肺に溜まった水がきれいになくなって、呼吸が楽になりました。医師もびっくりでした。意識は戻りませんでしたが、穏やかに最後を迎えることができました。
 マリア様との出会いと神様への感謝から、私は受洗したいと思うようになりました。そして受洗するなら、平塚教会と決めていました。
 受洗して嬉しかったのは、亡くなった父がすごく喜んでくれたことです。受洗してから、色々なことに対して感謝できるようになった気がします。
 私は、いろいろなことをよく知らないまま受洗したので、みなさまに教えて頂きながら成長できたらと思っています。また土曜会で、福音を読んで心に響いたことを分かち合う時に、参加された方々の話がとても勉強になっています。神父様をはじめみなさま、これからもよろしくお願いします。

●アスンプタ・マリア E・Kさん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2e6104312a8827fbaa31a740c4883009.jpg

 娘が聖園女学院に入学したときに、シスターが父母のための聖書研究会をやっておられたので、私もそこに参加しました。その後、娘ふたりは卒業していきましたが、私はそのあとも通い続けました。シスターのお話しを伺ったり、そこに集まる方のお話しを伺ったりしながら、25、6年通い続けました。そのころは、信者になるのは、シスターのように寛容で、まっすぐで、まちがいのない人なのだろうと考えていましたので、自分が洗礼を受けるなどとは思ってもいませんでした。
 それなのに、なぜ洗礼を受ける勉強をしたいと思ったのかは、よくわかりません。ただ、そのころの私は、晴佐久神父様の日めくりカレンダーを使っていました。そして、そこに出てきた、「扉を閉めたのはわたし、開けるのもわたし」という言葉が、やたらに気になっていました。
 なんだろう、なんだろうと思っているうちに、シスターに、洗礼を受ける勉強をしたいと言ってしまっていました。それから1年余り、シスターの元で、2、3人のグループで勉強をしていると、シスターから「そろそろ洗礼を」といわれました。
 洗礼を受けるのは、住んでいるところの教会がいいということでしたので、シスターがテハン神父様に電話をかけてくださいました。それから、テハン神父様とシスターと3人でお会いして、2018年3月31日に、平塚教会で受洗することができました。
 受洗したときは、ホッとしたというか、解き放たれたというか、そんな気持ちでした。私は普段の生活の中で、引き受けたことはちゃんとやらなければと、小さなことにも力が入ってしまうのですが、最近になって、「神様、助けてください」と言ってもいいのだとわかってきて、ありがたいなと思っています。
 生活の中で、こんなにも神様に助けていただいているのだということに、ようやく気づくようになりました。長くシスターの勉強会に行っていて、お話を聞いていてもわからなかったことが、「あ、これがあのときシスターがおっしゃっていたことなのだな」と、じわじわわかるようになってきたように思います。
 今は、ショップ「ガリラヤの丘」のお手伝いをしています。ショップでは、いろいろな方のお話しを聞けることをうれしく思っています。通りがかりの方がショップを覗きに来られたときに、少しだけお話しできることがあります。また、教会の方は大ベテランの方が多いので、お話しを聞くだけで、いろいろと勉強になり、ありがたいことだと思っています。

●ヨセフ K・M さん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 373e8ad3832c9494c92c9bd5e41c5783.jpg

この度の平塚教会での洗礼は、ある流れの中の恵みとして受けさせていただいた気がしております。
母と妹が2012年4月に受洗し、父と私はテハン神父様や平塚教会の信徒の皆様が大変親切にしてくださるということを家で聞き、家族がカトリックの信仰を持ったことを喜び、支えていこうという雰囲気がありました。そのようななかで、2013年11月に突然父が亡くなるということが起こりました。そのとき葬儀は平塚教会で行っていただいたのですが、晴れた日で悲しみの中ではありましたが、良い形で父を見送ることができたと感謝しております。あの日から神父様、シスターの方々、信徒の皆様に支えられて家族が元気にやってこられたと思っております。
 そのようななか、私自身が過去のことで自分の心をどうしても整理できないことがあり、ある日、身体も心も動かないような感じとなってしまいました。母に相談するとテハン神父様に一度、話を聴いていただくことで、何か道が開けるのではないかと言ってくれました。
 2018年3月に初めて話を聴いていただきました。自分の心のうちを聴いていただいたことは初めてのことでした。身体も心も動かないという弱さを知ることができたことはひとつの恵みであるということ、起こってしまった結果は事実だということ、すべてを自分のせいだというのもまたエゴと言えるかもしれないというようなことを、お話してくださいました。また自分の眉間には深い皺が刻まれていると言われ、そのことも言われて初めて気が付きました。それから半年の間、ひと月に一度、話を聴いていただき、少しずつ心が楽になっていきました。
 心が落ち着いてからはふた月に一度ほどお話をさせていただき、前に進む力をいただいております。テハン神父様とお話をさせていただくなかで、神様にお委ねし、お祈りをしながら日々を過ごせたらという思いで洗礼を受けさせていただきたいと申し出ました。
 2021年4月に受洗をさせていただいて今、感じていることは、多くの困難や厳しさがある世界であっても信仰を持つ恵みをいただいたことにより、心の拠り所がどんなときでもあるという有難さです。
 平塚教会に通わせていただくなかで、カトリック教会の信徒の方々にはいろいろな方がいて多様性のある場所だということを知りました。英語ミサやスペイン語ミサでは、フィリピン・コミュニティや南米コミュニティの方々の信仰の豊かさを感じます。これからも教会を通して平和を学んでいけたらと願っております。

●マリア・セシリア T・Nさん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 9135424ade97ad2618e8ab8ea852b403-1.jpg

 私は昔から無神論者ではありませんでした。「神様は絶対いる」と信じていました。少女期にはじまり、私の周囲には誰かしらクリスチャンがいました。
 中年にさしかかったころから、ボランティアをはじめたこともあり、たくさんのカトリックの素敵な方々との出会いもいただきました。
 教会にも何度か行きましたが、強い気持にはなれなかったです。子どものころの経験が、私を縛ったのかもしれません。
 私の生まれ育った福岡県の片田舎では、村の生活はお寺を中心に動いていました。村の行事はお寺の「お堂」か境内で。母の家事の中心は「仏様」の世話。最も楽しい行事は、お盆でした。盆踊りは村中を回り、人々は、あの家この家をおまいりに出かけます。今なお、八月十三日になると、住まいのある藤沢のお盆を物足りなく感じます。
 なかなか教会に行けなかったのは、子どものころの影響があるにせよ、何より私自身の、自己を見つめ、生きることを真剣に受け止める力が足りなかったのだと思います。
 私が結婚して初めて住んだ所は、平塚の菫平です。長男を出産してすぐに離れましたから短い期間でしたが、平塚の印象は強く、私の第二の故郷になっています。後年、平塚のコーラスに誘われた時は、即決しました。コーラスにはYさんがいらっしゃいました。
 Yさんが病気になられたときは、その対応が余りにさらりと美しく、心を打たれました。聞けば、「中心に神様がいるのかなあ」と言われたことが、強く心に残っています。
『神様、助けて下さい』という出来事が起こりました。長男がウツを発症し、同時に家族崩壊の流れになったのです。これまでの人生で、こんなに苦しんだことはありません。
 YさんからシスターNを紹介していただきました。Nさんの吸引力は凄まじいものがありました。東京から「分かち合い」にも出かけて下さいました。これまで聖書を目にしたことはありましたが、まるで別もののように胸になだれこんだ気がします。
 洗礼の後も試練は続きましたが、善きこともまた多く、神様の恵みを常々感じることは多いです。病気もだいぶ良くなり、平塚に行けることを楽しみにしています。

●ルカ I・K さん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 9135424ade97ad2618e8ab8ea852b403-1.jpg

 キリスト教に関心を持つようになったのは、私がまだ10代のころでした。その当時、海外の映画や音楽などに触れているうちに、そのストーリーや歌詞の一部に聖書からの引用が多く含まれていることを知り、少しでも作品の理解が深まればという気持ちから、犬養道子さんの『旧約聖書物語』を読んでみたのが始まりだったと記憶しています。
 その後『新約聖書』を手に取り、パラパラとページをめくりはしましたが、正直当時の私にはそれほど興味を持てるものではなく、20代の後半、縁あって実家のある九州宮崎を離れ平塚に移り住み、介護の仕事に従事するようになるまでは、半ば忘れかけていました。
 しかし、10年以上介護職を続ける中で、様々な悩みや苦しみ、ストレスを抱えるようになり、私はいつしかこんなに弱く脆い自分を支え、柱となってくれる何かを強く求める気持ちを抱くようになっていました。
 そのとき頭に思い浮かんだのが、忘れかけていたキリスト教でした。幸い平塚教会に通うクリスチャンであった叔母の助けもあり、大磯教会で初めてミサにあずかり、その後平塚教会の水曜会に参加させていただくこととなりました。
 洗礼を受けてからは、仕事も含め毎日の生活には困難な場面もありますが、信仰を持つことで不思議と、「何とかなる」「神様が進むべき道へ導いてくださる」と自然に思えるようになってきたと思います。日々祈っています。

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