
典礼暦の年間第14主日、教皇は、この日の福音朗読箇所、ルカ福音書のイエスが72人を派遣されるエピソード(ルカ10,1-12.17-20)を取り上げ、説教を行われた。~主は72人を遣わされました(ルカ10,1)。この象徴的な数字は、福音の希望がいかにすべての民に向けられているかを表しています。これこそが神の御心の広さであり、神の豊かな収穫、すなわち、主のすべての子らにご自身の愛が届けられ、子らが救われるために、主がこの世で行われる業なのです。同時に主は言われます。「収穫は多いが、働き手が少ない。 だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい」(ルカ10,2)。~時折、いくらかの良き宗教感情に浸ったり、何らかの行事に参加したりする、「何かを機会とするキリスト教信者」には、おそらく事欠くことはないでしょう。しかし、毎日、神の畑で働き、自分の心に福音の種をまき、それを日々の生活に、家庭に、職場に、学校に、様々な社会環境の中に、また助けを必要とする人々にもたらすことができる人は少ないのです。~寛大さをもって「はい」と答えることで、神の救いの御業に参与し、わたしたちのために取り成し、主の後に従って歩むわたしたちを見守ってくださる聖母に願いましょう。わたしたちも神の御国の喜びあふれる働き手となれますように。(抜粋)
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