
「喜びと共に人生を味わいたいならば、この二つの態度を組み合わせなければならない。一つは、イエスの足元に留まり、イエスが啓示されるあらゆる神秘に耳を傾けること。もう一つは、神をお迎えすることにおいて配慮をもって準備していること。神はひと時の憩いと兄弟愛を求める友人の姿で、わたしたちのもとを訪れ、扉を叩かれる」と述べた教皇フランシスコの言葉を思い起こされた。また、レオ14世は、マリアとマルタのエピソードをめぐり、「この2人の女性を通して、現在と未来、苦労した者と休息した者、せわしない者と至福にある者、今の一時と永遠、という2つの人生が象徴されている」と言った、聖アウグスティヌスの考察を紹介。特にマルタの仕事について、「他者をいたわるというこの奉仕から、免れ得る者がいるだろうか。[…] 疲労は去り、休息が訪れるだろう。しかし、休息は疲労を通してのみ訪れるのである」と述べた、聖アウグスティヌスの言葉を示された。このように教皇は、傾聴と奉仕は、人生において主の現存に自らを開くための、互いに補い合う二つの態度であることを説明された。(抜粋)
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