環境保護への転換

特集 平塚教会の新しい兄弟姉妹

最近3年間に平塚教会で受洗された兄弟姉妹の中から、4名の方をご紹介します。。

●マルガリタ・マリア M.Kさん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ce915ae9463a7689833a10cfffa12195-1.jpg

皆様、こんにちは。私がキリスト教と出会うきっかけになったのは、大切な主人の病気でした。主人は、2015年8月末に、余命6カ月といわれ、それから半年くらい、私は悲しい時を過ごしました。
翌2016年に入って、それまで考えたこともなかったのですが、私は何かしらに祈りたいと思うようになりました。そんなとき、平塚教会の信徒であられるY.Kさんからカトリック教会に誘っていただき、今日に至ったわけです。
それまで、教会やクリスチャンなどと、まったく関わりのなかった私は、キリスト教に関してなんの知識も知恵もなく、最初は困惑しました。それでも、2017年の復活祭に、受洗することができました。余命6カ月といわれていた主人も、それなりに病気と闘い続け、わたしの受洗を喜んでくれました。
その主人も、その年の夏、テハン神父様がアイルランドから戻られてすぐの7月19日に、神父様にわが家にお越しいただいて、洗礼を受けることができました。主人は、その後の3日間をたいそう機嫌よく過ごし、4日目に天国へ旅立ちました。78歳になって10日目でした。
それから私は、独居生活者となりました。エンジニアだった主人は、サラリーマン時代から60歳まで、いつも多忙で、私はほとんど1人生活を余儀なくされていました。ですから、独居生活には慣れていましたが、今はそのころと違って、平塚教会でのごミサが、私の生活の中に入ってきています。勉強不足な私ですが、代母の方がなにかと助けてくださっています。
平塚教会に望むことといえば、私のように老いてから洗礼を受けた者のために、少しでもカトリック教会の在り方がわかるような、教室を作っていただければありがたいです。
信仰は人に、命と希望とやすらぎを与えてくれます。思えば受洗する前から、海外の有名な教会に主人と一緒に行ったときには、そのことを感じていました。ハンガリーの街中の教会のステンドグラスが美しかったこと。北海道の五稜郭の近くの修道院で、トラピストとトラピスティヌの違いを教わったこと。外観の美しいカトリック萩教会など‥‥。
今はクリスチャンになり、テハン神父様が開けてくださった扉の間から光が射しこんでくるのが分かります。その扉は、たいへん狭いと思いますが、一歩一歩前に向かって歩んでいきたいと思います。
もうすぐ81歳を迎える今、両親から”K”と命名されたことを感謝しています。そして、イエス様からのすばらしいお恵みを、主人ともどもありがたく思っております。

●S・マルコ・Hさん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2e6104312a8827fbaa31a740c4883009.jpg

入信のきっかけ
私は高校時代に、学校で新約聖書をいただきました。最初は、読んでもあまりピンと来ないで、放置していました‥‥。社会人になり、複雑な人間関係に悩み、仏教を勉強したり、神道の勉強をしたりした結果、やはりキリスト教なんだと思うようになり、53歳ごろからいただいた聖書を熱心に読んでいました。あるとき、Facebookで知りあったU.S.アーミーの女性とLINEするようになり、キリスト教の話をしていたら、旧約聖書の創世記から読まないと真意は解りませんよと指摘を受けました。それで、カトリック平塚教会の売店に旧約聖書を買いに行ったとき、教会の復活祭があるので来てみてはいかがですか? と声をかけてもらい、はじめて教会のミサにあずかりました。

洗礼を受けてから
教会に来てから、洗礼を受ける前に、神様にお願いしなくても、自分の願いはどんどん叶ってしまい‥‥。今は人の幸せをお願いしています。

平塚教会について
はじめて教会の聖堂に入ったとき、口では説明できませんが、とても感じるものがありました。信者さん(センパイ)たちからは親切にしていただいて、無事に洗礼を受けることができました。
今後について
私はちょっと前まで、音楽団体を立ち上げて、無料コンサートなどを企画・主催していました。会場の手配から機材提供や音響係などをして、出演者からひとり千円集めて、全額あしなが育英会に寄付するような活動ができるようになりました‥‥。今後は、神様が私に授けてくださった機材を使い、教会のチャリティーコンサートなどに活かしていけたらと思います。


カトリック平塚教会の信者さんや子どもたちが、チャリティーコンサートに出演できるようになったらいいな。世界のメロディーで教会に貢献できたらいいな。神様から私が味わわせていただいた音楽の楽しみを、ひとりでも多くの人に体感してもらいたいな‥‥。

●マリア・ホセフィーナ S.H さん画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 373e8ad3832c9494c92c9bd5e41c5783.jpg

教会との最初の出会いは、遠い昔、家族に手を引かれて通っていたことです。父が五島、母が平戸の出身で、両親ともカトリック信者でした。私の姉までは洗礼を受けていたのですが、どういうわけか私より下のきょうだいたちは、洗礼を受けていませんでした。はっきりとは覚えていませんが、5~6歳までは教会に通っていたのではないでしょうか。その時は、心豊かだったのでしょう、幸せだったのでしょう、今でも楽しい思い出として鮮明に心に残っています。
その後もずっと、カトリック教会のことが気になっていて、神様を、イエス様を感じ、信じてお祈りしていながらも、時には神様はいらっしゃらないの?と嘆いたり、時には感謝したり、心はいつもそのことを思っていました。
あるとき、平塚教会の前を通りかかって、掲示板に「水曜会」のお知らせを見かけました。ただ、なかなか教会に入るのは難しかったので、何かカトリック関係のものでも買おうかと売店に入りました。売店の方に自分のことをお話しすると、水曜会につないでくださって、水曜会に通うようになりました。水曜会には、今でも通っています。あのとき、売店が開いていなかったら、私の受洗はもっと遅くなっていたかもしれません。
私の心の中には、両親が一生懸命信仰してきたものを、私もちゃんとやりたいという気持ちがずっとありましたが、生活や雑事に追われて、なかなか難しいものがありました。ずっと入信したかったし、熱心に信仰し、教会にも出入りしたかった。勉強もしたかった。ずいぶん遠回りしましたが、3年前に平塚教会と巡り合い、洗礼を受けることができました。受洗の時は、感動で涙が止まりませんでした。
洗礼を受けてからは、急にではなく、少しずつ自然と変わってきたのではないでしょうか。その時は気づかなかったことも、振り返ってみると神様のお計らいか、神様の業なのかと気づくことがあって、感謝しております。
平塚教会の信者になって感じていることは、もう少し笑顔があってもいいということです。教会に来て、誰とも話をしないで、ただ帰るだけという人が多いように感じます。もう少し交わりというか、楽しみのようなものがあってもいいのではないでしょうか。他愛のないことでも、楽しく話せるような雰囲気があればいいと思います。
ただ、教会に来るようになって、今までになかった出会いがたくさん与えられたと思っています。兄弟姉妹の皆さまと神様に、心から感謝しています。キリスト教信者として、誇れる生き方をしていけたらと、心より思う昨今です。

●ホセ Y.Mさん(南米コミュニティ)画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 9135424ade97ad2618e8ab8ea852b403-1.jpg

洗礼を受けたきっかけ
私の妻が、カトリック平塚教会の南米コミュニティのミサに行くたびに、私は駐車場の車の中で待っていました。ある日、ちょっと聖堂をのぞいて見ていたら、南米コミュニティの皆さんが優しく声をかけてくれました。それが洗礼を受けるきっかけになりました。
私の妻のMが、毎日、自宅で、私のためにロザリオを祈ってくれたこともきっかけになりました。私も妻のために祈りたいと思います。

洗礼を受けてその後
今は自宅で毎日、ふたりでロザリオの祈りを続けています。私たちはまだ結婚式を挙げていないので、平塚教会で結婚式を挙げることが望みです。

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