無になることと満たされること

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共同宣教司牧サポートチーム神奈川(座長・鈴木真神父様)は、横浜教区の方針に従って、信徒・修道者・司祭の三者が協働し、共同宣教司牧を推進・支援することを目的として活動しています。毎年、三者の交流と分かち合いのための会や、信徒の養成を目指した講座を企画・開催しています。

現在は、「聖書研究 キリスト信仰の見つめなおし―初代教会とパウロの世界」という、オンライン講座を配信しています。4月9日に、第1回が配信されましたが、途中からの参加も可能です。
 この講座について、担当される古川勉神父様(雪ノ下教会)は、「『使徒言行録』やパウロ書簡を中心に読みながら、初代教会の混乱の様子、そして当時の最大の福音宣教者パウロの主張と宣教の動向を見つめます。その時々に生じていた様々な課題、異端へのパウロの対応状況には、現代でもまったく変わらない、大変、重要な示唆と導きがあることを共に確認したいと思います。そこから『キリスト教の本質』を深く見つめ直すことができればと願っています」と、おっしゃっています。
 この講座は、来年の3月まで全部で12回、毎月第1土曜日に配信され、そのあと8日間は何回でも視聴できます。配信の方法は、申込者のメールアドレスに、毎月YouTubeのURLが送られてくるので、それをクリックすれば、動画を視聴できるというものです。
受講料は、12回分一括で3,600円ですが、平塚教会では宣教部会で負担します。受講ご希望の方は、テハン神父様か、宣教部会・長野、細井までお問合せください。

 2022年度の信徒養成コースの講座内容は、聖木曜日に発表される予定ですので、この教会報にはギリギリ間に合いませんでした。発表され次第、聖堂入口の掲示板に張り出しますので、ぜひご覧ください。
 2022年度の講座のひとつ「沈黙の祈りを学ぶ―センタリング・プレイヤーの実践と分かち合いを通して」について、小田原教会の宮内毅神父様は、次のように紹介されています。「このコースでは、とてもシンプルな祈りの方法である『センタリング・プレイヤー』を身につけることを目指します。センタリング・プレイヤーは、沈黙のうちに神の現存に心を向ける祈りの方法です。コースの中心は、センタリング・プレイヤーの方法を用いて実際に祈ることと、その祈りの体験を参加者がお互いに分かち合うことです」

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画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1ad6e298df39838033eb33b3fddac9b0.jpg太平洋戦争が終わってから5年経ったころのことです。湘南地区には二宮、茅ヶ崎、平塚、大磯と、次々にカトリック教会が建設されていきました。それとともに、地域にカトリックの墓地がほしいという機運も高まっていきました。
 そのころ、茅ヶ崎市の北東部の丘の上には、カトリック聖血礼拝修道会の修道院が建っていました。墓地の話を聞いた修道院のシスターは、修道院が所有する広大な敷地の一部835坪を、墓地の用地として寄贈してもいいと、茅ケ崎教会主任司祭のゴールマン神父様に話しました。1951年のことです。
 その年の6月、神奈川県知事は、この土地を墓地として使用することを許可しました。そして58年11月には、この土地の所有権が、カトリック聖血礼拝修道会からカトリック横浜司教区に、正式に移転登記されました。
 同じころ、平塚、大磯、二宮の各教会でも、墓地用の土地を熱心に探していましたが、手ごろな値段の手ごろな土地を見つけることはできませんでした。そこで、茅ケ崎教会主任司祭のノーリス神父様は、教会委員及び信徒にはかったうえで、この土地の使用権を、茅ヶ崎、平塚、大磯、二宮の4教会で共有することを提案し、各教会の同意を得ました。
 墓地の用地は、当時はまだ山林でした。茅ケ崎教会では、この土地を墓地として整備したいと思っていましたが、資金の持ち合わせがありませんでした。そこで、新たに使用権を共有することになる3教会に、整備費用の負担を求めました。整備のために求められた作業は、敷地に生えていた約90本の松を切り倒し、その根とヤブを取り除き、土地をできるだけ平たんにして周囲に竹の柵を築き、生け垣を植えることでした。そのための費用は、当時の金額で15万円でした。平塚、大磯、二宮の3教会は、この費用を墓地の使用面積に応じて、2:1:2の比率で負担することで合意しました。
 同時に4教会は、茅ケ崎教会が墓地の正門に続く400坪を、平塚教会がその先の約187坪を、大磯教会がさらにその先の約95坪を、二宮教会がいちばん奥の約191坪を使用することでも合意しました。この坪数には、その後、聖血礼拝修道会から追加で寄贈された土地と、城田辰五郎氏から寄贈された土地が含まれています。また、その後の墓地の改良費や維持費については、墓地の使用坪数の割合に応じて、4つの教会で共同負担することで合意しました。
 これが、カトリック茅ケ崎共同墓地誕生のいきさつです。現在の墓地は、なだらかな芝生の斜面に、同じ形の十字架の墓石約440基が整然と並ぶ、カトリック墓地らしい美しい姿が保たれています。

 平塚教会に所属する信徒は、この墓地を使用することができます。墓地の使用を希望する方は、平塚教会の墓地委員会に「墓地使用許可申請書」を提出して、許可を得る必要があります。墓地の使用を許可されるためには、将来にわたって墓地を継承する方がおられることが条件となります。継承者は、墓地使用者の相続人または親族に限られます。将来にわたる継承者がおられない方のためには、同じ敷地内に、平塚教会の「兄弟姉妹の墓」があります。詳しいことは、墓地委員までご相談ください。
平塚教会墓地委員 西田、細井

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JCNA日本カトリック看護協会は、1957年に設立されたカトリック・ナースの団体です。主イエス・キリストと聖母マリアに倣い、病む人苦しむ人に寄り添い奉仕しようとする看護師や医療従事者により構成されています。カトリック中央協議会公認団体であり、現在全国の14司教区に支部があります。
 全国のカトリック・ナースのまとまりをJCNAとしたのは、神山復生病院のナース井深八重さんでした。井深八重さんは、フランス人神父によって始められていたハンセン病者の医療と生活支援に深く共鳴し、生涯を捧げました。その優しくもたくましい精神は、後進を励まし続けています。
 JCNA日本カトリック看護協会がめざすのは、会員の霊性の深化と、専門職業人としての研鑽と親睦です。各支部では、顧問司祭(横浜支部は鵜飼好一神父様)による講話や、体験の分かち合い、親睦行事などを行っています。そのほかに、黙想会、研修会、救護活動、教区や小教区の行事への協力、被災地支援への協力なども行っています。
 会員になれるのは、カトリック信者およびカトリックに理解を持つ保健医療福祉従業者です。保健医療福祉またはそれに関連する課程を履修している学生も、準会員になれます。
 カトリック信者の保健医療福祉従事者でも、この団体の存在を知らない人がいますので、あなたの周囲に該当者がいらしたら教えてあげてください。平塚教会では、赤坂さんが、横浜支部の会計担当をなさっています。

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