受 肉

●フィリピン・コミュニティの活動について

フィリピン・コミニティで活発に活動されている、A.マリア.ロナさん(ネグロス島出身)とT.テレサさん(ミンダナオ島出身)に、フィリピン・コミュニティの活動についてお話を伺いました。画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20221224-fil-B.jpg

私たちは、平塚教会の第1、第3日曜日の英語ミサにあずかっています。フィリピン・コミニティでは、さまざまな活動を行なっていますが、もう20数年も前から続いている、マリア様の像を各家庭に巡回させる活動をご紹介しましょう。
 この活動では、普段あまり教会に来ていない人の家庭に、マリア様の像を持って数人で訪問し、皆でロザリオの祈りを捧げます。マリア様の像は、その家に約10日間とどまり、その家の人が次の巡回先の家庭を選ぶと、私たちがそこへ持っていってまたお祈りをします。
 このお祈りがきっかけで、洗礼を受けた人もいます。フィリピン・コミュニティの受洗のためのセミナーは、私たち二人でやっているので、「私たちが教えるから大丈夫よ」と言って誘っています。また、訪問先の家に初聖体を受けていない子どもがいれば、教会の初聖体クラスに参加するように誘います。
 ほかには、復活祭の準備として、毎年7つの教会を巡ってお祈りをしています。今年は、朝、平塚教会をスタートして、茅ヶ崎教会、藤沢教会を巡って、ブランチフィールド神父様のいらっしゃる片瀬教会で昼食をとりました。ブランチ神父様も喜んでくれました。そのあと、戸塚教会など1日で7つの教会を巡りました。みんなでお祈りをして、復活祭の準備もできる、聖週間の楽しみのひとつです。
 クリスマスに向けては、コロナが落ち着いていないので、今年は特に行事は予定していません。ただ、フィリピンにいる子どもたちが、クリスマスにチキンが食べられるように、みんなで募金をしようと考えています。
 平塚の外の活動としては、毎月第1土曜の朝から夕方まで行なっている、パストラル・リーダーシップがあります。3つの英語のテキストを使って、神父様やシスターが講師をしてくださる勉強会です。11の教会のフィリピン・コミュニティが参加しており、参加者は全員集まると30数人になります。
 そのほかの外の活動としては、ずっと入院しているフィリピン人の病人を見舞う活動があります。直接知らない人でも、同国人ということで、友達のように会話することができます。どれだけ助けになっているかはわかりませんが、参加している私たちの、心が温かくなる時間です。茨城県牛久の入管収容施設を訪問することもあります。
 よその教会がやっている、横浜の関内のホームレスの人たちへの炊き出しにも参加しています。今年で3年目になりますが、12月25日には、温かいスープとご飯を配ったり、歌を歌ったりしています。
 平塚教会の日本のコミュニティの人たちは、とてもアットホームな感じです。私たちが助けを求めると、すぐに聞いてくれるし、私たちは教会の人たちを親のように思っています。教会に来ると、自分の国にいるように感じます。ですから教会に求めたいことは、皆さんが元気でいてくれることです。
 あえて難しいことを探せば、教会の書類がすべて日本語なので、読むのに苦労することです。私たちは、日本語の会話はほとんどわかりますが、漢字を読むのには苦労しています。せめて、難しい漢字だけでも、ふりがなをふってもらえれば、とてもありがたいです。

フィリピン・コミュニティの皆さんへメッセージ画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20221224-RT-B.jpg
I and Rona have been here in Hiratsuka for 30years. We have been attending mass and church activities together with the Japanese Communities and Latin Americans and of course the Filipino Communities.
Part of our Church mission is to attend the Pastoral formation, study and leadership training. As members of the Pastoral group of the Yokohama Diocese together with the late Sr.Marcy Jacinto we began to conduct house to house rosary prayers, dissemination of information regarding church activities and events, hospital visitation and home visit for the sick people, we also visit Ibaraki Ushiku detention and Yokohama Immigration.
We were also trained to conduct baptismal seminars for children baptism attended by parents and god parent. At present Sr.Marjorie Garcia or ” Sr. Joy” continues to support the Filipino Community and the Pastoral Group. Both Sr.Marcy and Sr.Joy belongs to the Mercederain Congregation.
At present we (Rona Arai and I, Teresa Toyoda) together with 6 other Filipino Church Parishioners of our community continuously attend the Pastoral Formation study and leadership training every 4th Saturday of the month being held in the different Parishes in Kanagawa.
We are grateful and privileged to be a part of the 3 communities here in Hiratsuka Catholic Church because we are given the chance to do voluntary works together with the Japanese community and Latin American Community.

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