クリスマスのヒント

カトリック平塚教会報 第86号 2009年 12月 13日発行

平塚教会主任司祭 トーマス・テハン

クリスマスおめでとうございます。主の降誕夜半ミサの朗読を聴くとき、私は不思議な感じを持ちます。
イザヤの預言(9章)による言葉は次の通りです。“闇の中を歩む民は、大いなる光を見、死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり、人々はみ前に喜び祝った。ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある、‘驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君’と唱えられる。”
そしてルカ福音書(2章)では、“ヨセフとマリアがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。”と、書かれています。イザヤの預言と異なり、単純な言葉を通してルカは深い神秘を表現しました。この事からイザヤの預言とルカによる福音の言葉とは違うと私は感じます。

 
さて、今年のクリスマスを祝うためにヒントをお話ししたいと思います。
共同回心式の前には、教会に集まっている皆さんに呼びかけ、8人ずつの輪を作ってもらいます。最初に自分の左手の手のひらを上に向け、そして隣人の左手の上に下に向けている自分の右手の手のひらを置きます。
テハン神父様の肖像画
平塚市在住のY・・さんが描いたテハン神父様の肖像画
司祭館に飾ってあります。

そのとき、相手の手に触れる必要はありません。少し空間があったほうがよいと思います。
全員がつながったら、しばらくの間そのままでいてください。左手を通して隣の人から「気」を受け、右の手を通して隣の人に「気」を与えることができます。
次に一人が輪の中に入り、左隣の人の前に立ち、互いにお辞儀し、両手を伸ばし、相手の頭のてっぺんに置き、沈黙の内に相手の人のために祈ります。祈りを受けている人はできるだけ背中を伸ばせばよいと思います。祈りが終わると、また互いにお辞儀をします。
最初の人の後にその人の左の人が、同じようにします。全員が同じように祈りを繰り返します。
どなたでも参加できると思います。体の不自由な人は座ってなさればよいと思います。もちろん子どものためにも、この方法がよいと思います。他の人が自分のために祈ってくださることは、素晴らしいと思えることでしょう。
そして言葉だけではなくて、体も合わせて祈ってくれます。声を出して祈るよりも沈黙で祈ると、心と心の祈りになるでしょう。また、人のために祈る経験も大事だと思います。
そのときどのような祈りをすればよいでしょうか?相手のために「神の祝福と恵みが豊かにありますように」というような祈りでもよいと思います。
多分、自分は祈りながら、また相手の方は祈ってくださりながら、体の「気」が前よりよく流れてくるという感じを体験できると思います。全員が終わりましたら、また初めと同じように輪を作り、右手と左手を伸ばして「気」を送ります。さらに、「気」がよく流れると思います。

このような単純な祈りの中に、クリスマスのヒントはいくつかあると思います。皆「気」を持っています。相手に心から与えれば、「気」をいただくことになります。
クリスマスの贈り物を交換するときも、心からの物のほうがよいと思います。自分の作品は買ったものより価値があると思います。
最初のクリスマスのとき、神が私たちのためにご自分の一人子を送ってくださいました目的は、「私たちが皆、神の子になりますように」ということであると思います。
聖なる夜、神をほめ称えましょう。

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